ミネラル栄養学
◆不足しがちなマグネシウム 
マグネシウム(Mg)が不足すると・・・
・震えや筋肉のけいれんが起きる ・気分がめいる ・抑うつ症 ・不安感 ・錯乱などの異常
・ガン・老化 ・糖尿病の網膜症 ・腎症などの血管障害動脈硬化
・心筋梗塞や脳卒中 ・喘息 ・気管支炎 ・肺気腫 (Johnn.Britton)
などが挙げられます。
また、循環器障害(不整脈など)、神経過敏症、振戦(筋肉の不随意的なふるえ)、抑鬱症・妄想・不安感、興奮、錯乱なども起こってきます。
でも、このような症状はマグネシウム欠乏がかなり進行してから現れてくるものです。
慢性的にMg不足が続いた場合に、誘発されると考えられている虚血性心疾患など、心臓血管の障害の方が注目されています。
糖尿病、うつ病、尿路結石症の方などは、マグネシウム(Mg)の欠乏が起こりやすくなりますので、気をつけましょう。
マグネシウム(Mg)は人の体の中で7番目に多いミネラルです。
体の中で、300種類以上の酵素がマグネシウムを絶対必要としています。
仲介役や、鍵になっているので、Mgが無ければ働けないのです。
エネルギーを作るところ、エネルギーを運んでいくところ、
蛋白質を作るところなど新陳代謝を調節しています。
マグネシウム(Mg)はカルシウム(Ca)と密接なかかわりがあり、
カルシウムを多く摂りすぎると、マグネシウムの必要量も増えてしまいます。
アルコールを摂りすぎると、尿から出て行くマグネシウムの量も増えます。
また、現代社会では誰もが抱えている「ストレス」
これも同じくマグネシウムを多く出してしまうので、マグネシウムの不足を後押ししてしまうのです。

慢性的にマグネシウム不足が続いた場合に、誘発されると考えられている虚血性心疾患など、心臓血管の障害の方が注目されています。
だって、心臓が止まってしまうということは・・・。
心疾患を予防するためにも、日常の生活でバランスよいミネラルを摂っていくことが大切ですね!!
糸川教授が都市型食生活の京都市内と農漁村型食生活のマグネシウムの摂取量を調べたところ、農漁村型の方がマグネシウムを多く摂っていることが分かっています。
『都市型食生活は加工、冷凍食品が多いのが原因で、特に都市の女子大生は、1日200ミリグラム以下がほとんどで、危険信号です』と警告しています。
又、マグネシウムを低下させるのにリン過剰摂取が有ります。

食事の中で、マグネシウムの相対的濃度を低下させる食材の一つが、食事中の過剰なリン酸塩やリンです。
それは通例、リン酸というかたちであり、普通コーラ製品や他の多くの炭酸飲料に用いられるソーダー類です。
1988年夏、アメリカで開かれた国際マグネシウム・シンポジウムでも各国の研究者から『インスタント食品、加工食品の増加でマグネシウムの摂取量が少なくなった』という報告があります。
主な食品中のマグネシウムとカルシウムの量は下表の通りですが、日々の食生活の中でマグネシウムの摂れる食事を心がける必要があります。
■食品中マグネシウム(Mg)とカルシウム(Ca)
100g中 mg |
マグネシウム |
カルシウム |
スーパーベジタブル |
900mg |
1750mg |
玄 米 |
120mg |
10mg |
白 米 |
22mg |
6mg |
ワ カ メ |
9mg |
100mg |
ヒ ジ キ |
567mg |
1400mg |
■マグネシウム
アルファルファを原料とするスーパーベジタブルは、マグネシウム「900mg」とカルシウム「1750mg」の、バランス1対2で最適に補給できる野菜補助食品です。
■マグネシウムの働き
マグネシウムは、人間の体内で約50%が骨に含まれています。マグネシウムは神経バランスや多くの酵素に関係し、とくに蛋白質合成や糖代謝に欠かす事が出来ません。
1日の必要量は300mg必要と言われますが、カルシウムの600mgと比べますと2対1のバランスでとる必要があります。
マグネシウムは、カルシウムが心臓の細胞内に入り込んで、血管を硬化させるのを防ぐ働きがあります。
マグネシウムが不足すると、心臓病の危険が高くなるだけでなく、高血圧の誘発や不整脈の発生にもつながります。
このほか、ガン・老化・糖尿病の網膜症や腎症などの血管障害の原因にもなっています。 糖尿病の人は特にマグネシウムと亜鉛の補給が大切です。
糖尿病はいろいろなミネラルの不足が推測されていますが、今のところ確実に糖尿病で減るミネラルとして、マグネシウムと亜鉛が分かっています。
この二つのミネラルが不足すると「糖尿病合併症」を引き起こしやすくなると言われています。 又、高血圧や疲労などにより、血管内部に傷がつくとその傷をふさぐ為にカルシウムが集まってきます。
この状態が長く続くと、カルシウムを取り込んだ細胞は死に、血管に沈着し、動脈硬化が始まります。
これが心筋梗塞や脳卒中につながりますが、マグネシウムには、このカルシウム沈着を防ぐ働きがあります。更にマグネシウムはカルシウムが血管を収縮させようとするのを防ぎ、血管を広げる作用もあります。
ところが今日、マグネシウムを1日220mgから270mg程度しか摂取していないため、不足状態で心筋梗塞が起きやすいと言われています。昔は塩化マグネシウムであるニガリを使って味噌、醤油、漬け物などの天然塩からマグネシウムが入っていましたが、
現在では一般的に天然塩を使用しないため、マグネシウムがとりにくくなっています。小麦やトウモロコシなど、マグネシウムを多く含む食べ物でも、生成加工するとマグネシウムは90%近くも失われます。
又、ジキタリスや利尿剤の服用でも大量にマグネシウムを失います。
マグネシウムの多いひじき等精製の少ない自然食品を採る事に心がげると共に、スーパーベジタブルなど補助食品なども利用すべきでしょう。
日本では従来からミネラル類のうちカルシウムだけを重要視する傾向があります。食生活の改善もこの面だけが強調され、マグネシウムの摂取はほとんど無視されてきています。
食生活を改めてもう一度見直す時期にきています。
マグネシウムが私達の生活に必要で重要なミネラルとして注目を集めています。マグネシウムが不足すると心臓病や高血圧などにかかる危険が高く、しかもカルシウムとマグネシウムを摂取するバランスもきわめて重要であることが分かってきました。
1978年フィンランドのカルパーネン博士は、具体的にこの事実を示しています。食事中のカルシウムの総量をマグネシウムの総量で割り、その値をカルシウム対マグネシウム比としました。
この比率と狭心症・心筋梗塞などの虚血性心疾患の年間死亡率人口10万人対との関係を国別グラフにすると『比率が高い程死亡率が高い』と出ています。「カルシウムに比べてマグネシウムの摂取量が少ないと心臓病で死ぬ危険率が高い」ことになります。
マグネシウムと健康、食生活の関係を研究している京都大学糸川教授は、日本人の食生活は年々欧米化しており、カルシウムとマグネシウムの比率も、最近はカルパーネン博士の値よりもっと高くなってきていると説明しています。
スーパーベジタブルと納豆菌シリーズ
「スーパーベジタブル」は、毎日の野菜不足を補い、「納豆菌シリーズ」は 納豆菌、乳酸菌で善玉菌を強化。
セットで飲むと相乗効果が期待できる!腸の中の善玉菌を元気にし、健康の基礎つくりをしっかりサポート!
|