おなかの話No.2
見分ける目を持つおなか

最近は、青少年の犯罪が増えています。
善悪を判断する心の眼が充分養われず、心の健康を害してしまったようです。

実は私たちのおなかも健康を害すると、善悪の判断ができなくなります。
「え!おなかがそんなことするわけないでしょう。ばかばかしい。」と思っているあなた。
おなかに手を当てて、聞いてみてください。

というのも、人間の体で栄養を吸収するところは小腸です。
小腸には絨毛や微絨毛という突起があり、ここで栄養を吸収しています。

絨毛は小腸の壁にあるじゅうたんの毛のように小さな突起のことで、微絨毛とはもっと小さな透明の突起のことです。
微絨毛は800倍の顕微鏡でしか見ることができません。

この微繊毛が健康なら、食べたものが体に良い物か悪い物かを選択して吸収してくれるからなんです。 

たとえば、木は土壌から根っこを張って栄養を吸収しています。人間の腸は根っこの役目と同じです。

健康な植物の根を顕微鏡で200~400倍に拡大してみると、細根の表面に透明な根毛が見えます。

そして、健康な細根や根毛は必要な栄養は吸収し、いらないものは吸収しないようにできています。

これを「根の選択吸収」といいますが、植物の根の細根や根毛が人間の絨毛や微絨毛に相当する部分なんです。

ところが、土壌の栄養状態が悪くなると、根毛の発生率が非常に悪くなり、選択吸収の能力が落ちてしまいます。

これが、作物や樹木の成長を妨げたり、病害虫が発生したりする原因になるのです。

人間も栄養のバランスが悪く、腸が汚れたりして繊毛や微絨毛の働きが悪くなると、
アレルゲンという体に都合の悪いものまで侵入してくると考えられます。

反対に、元気な繊毛や微絨毛になると良い栄養素だけを取り込み、悪いアレルゲンは寄せ付けないという力が働きます。

人間と植物は全く異なった世界ですが、共に健康な根や繊毛が良い物と悪い物を見分ける眼を持っているということになります。

おなかに手を当てて聞いてみたあなた。きっと良い返事が返って来たことと思います。

いつまでも健康で楽しい日々を送るために静かに眼を閉じて心の眼、おなかの眼が健康かどうか常に吟味していきたいものですね。


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