妊娠中についての重要なお知らせ
妊娠中は、冷たいものは避けましょう!
妊娠中はおなかも重く、体温も高くなり、ついついアイスクリームや冷たい氷水、お茶などを飲みたいと思います。
しかし、妊娠中に冷たいものを食べたり飲んだりしていると、子供はアトピー、アレルギーになる確率が急上昇します。
生まれてくる子供の為です!出来るだけカラダの内側(腸)を冷すことは避けましょう!
腸内細菌でアトピー予防!
アトピー性皮膚炎に乳酸菌GGが効果があることなど、アレルギーに対するプロバイオティスクの効果を認めながらも最近の研究で、
“アレルギーを持っている子供”と“そうでない子供”では腸内細菌叢の構成に違いがあることなど分かってきました。
アレルギー
時代の流れとともに、添加物の発達によって、日常私達が食べる食物に含まれる生きた菌の数は昔に比べて、数千分の一に減り、加えて抗生物質をはじめとするいろんな種類の薬の服用が腸内細菌叢の異状を引き起こして、健全な腸内フローラを作る邪魔をしているんですよ。
今回は、アレルギー発症のメカニズムについて、東海大学教授の古賀泰裕先生の発表を紹介します。
免疫と腸内細菌叢が出来るまで・・・
生まれたばかりの新生児の便は無菌ですが、産道や肛門周囲に生息していた菌を、口から取り込み、一日目には大腸菌、腸球菌が主となり、3~4日目になるとビフィズス菌が現れ始めて、5日目になると最優性菌となり、離乳食を摂るに従って成人の腸内フローラの構成に近づいていくのですが、疫学的研究によれば乳幼児期でのある種の細菌やウイルスの暴露がその後のアレルギーの発症阻止に重要であるとの説が唱えられております。
2000名の疫学調査により、アレルギー疾患発症のリスクファクターは、
① 母親にアレルギー疾患があること
② 百日咳ワクチンの接種を受けていること
③ 2歳までの間に抗生物質の投与があったこと
が上げられています。
新生児の免疫系はTh2に傾いており、生後様々な微生物によって、適切な刺激を受けTH1が次第に発達し、Th1/Th2のバランスの取れた免疫系が完成すると考えられます。
この説の裏付けとなる実験が無菌マウスと正常なマウスを用いた試験で証明されています。
この結果は、正常な免疫系の発達には生まれた後の早期の間に健全な腸内フローラを持つことが大切であると言うことを示唆するものです。
次にアレルギーだった妊婦、一群64名に乳酸菌を予定日の2~4週間前より出産後6ヶ月まで毎日飲ませ、人工栄養になった場合は、子供に与え続け、一群68名にはプラセボ(偽薬)を同様に与え、2歳になったときアトピー性皮膚炎の発症率を比較したところ、プラセボ群では46%が発症しているのに対し、乳酸菌投与群では半分の23%でした。
統計学的に見て、乳酸菌の投与が腸内フローラを改善し、アトピー性皮膚炎の発症を予防することが証明されました。
近代の衛生的な分娩や帝王切開分娩では、新生児の口経によりの有益菌導入のルートが遮断され、人の体にとってあまり良くない菌が最初に腸内に定着してしまう可能性があり、また正常分娩でも母親の腸内フローラあるいは膣フローラに異常があれば、正常な腸内フローラを獲得できなくなり、赤ちゃんはアレルギー発症のリスクを負うことになる。
これらの状況に対してプロバイオティクス(宿主の腸内細菌叢の改善に有益な働きをする生きた微生物製剤)の応用は、アレルギー疾患予防に十分答えうると期待される。
