『清濁併呑』

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 ある大藩の大名が、珍品骨董の趣味があり、人を集めては、

「どうだ・・・。」

と言わんばかりに、自慢げに見せつけていた。

ある日、いつもの様に、西洋から渡ってきたギャマンの酒瓶だと、皆に酒を振舞っていた。天下のご意見番、あの大久保彦左衛門の前に、その酒瓶から、酒を注がれようとした時に、

「本日は、清濁併呑の趣向とは申せ、斯様な汚き物で、酒は頂きかねる。これは、酒瓶に非ず、船乗りの尿瓶にて候」と、言って席を立ったのである。 

 この殿様は、酒瓶と尿瓶を取り違えたのである・・・。

 善も悪も分け隔てなく、受け入れるほど、器量の大きく、心が寛大な大人物も、少なくなったのか、目先の小利口な人間が、多すぎる。つまらぬ世の中になったものだと、最近よく感じる。 

『河海は細流を、択ばず』(大海は清流も濁流も、区別なく迎え入れる)
牛に始まり、鳥(鶏)からついに豚、そのうち魚類も、不都合が出てくるのでは、人間の、あまりに過度の清潔が、免疫力を落としている。あまり、神経質になるのも、いかがなものであろう・・・。

 東京の銀座に出かけるからと、マスクを買ったが、私の顔が大きいのか?

 装着は止めにした・・・。                       合掌 

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このページは、ようちゃんの日常が2013年9月18日 10:30に書いたブログ記事です。

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