■■■健康新聞掲載情報■■■●オヤジが臭い理由(善玉菌を育てて悪玉菌を減らせ) ●低体重の赤ちゃんは、生活習慣病に! ●ミネラル上手に摂って、病気予防 ●永久歯の生えない子供が急増!! 健康はいいうんちから (河北4・5)健康を維持し、生活のリズムを整える上で重要なのが排便です。 周りの大人も気を配り、すっきりした毎日を送らせたいものです。 日本トイレ研究所(東京都港区)は、関東地方の小学校に講師を派遣する出前授業「うんち教室」に取り組んでいます。対象は一年生から三年生。便の状態を自分で把握し、いいうんちにするための生活習慣をつけさせています。 そこでは便のタイプを健康的な「キラキラうんち」、水分の少ない「カチカチうんち」、軟らかい「ドロドロうんち」、細長い「ヒョロヒョロうんち」に分類。 「キラキラ」を出すための基本として ①朝起きたら、コップー杯の水を飲み、朝食をよく噛んで食べる 毎日の便の状態と食事を書き込む「うんち日記」も使う。記録することによって健康管理への関心が高まるという。保護者からは「嫌いな野菜を食べるようになった」との声も。研究所のホームページから、日記の代わりに使える印刷用の「うんちカレンダー」がダウンロードできます。 うんち別対処法 硬いうんちが出たら・・・ 軟らかいうんちが出たら・・・ 細長いうんちが出たら・・・ 孫まで影響する生活習慣病 妊娠ラットからの実験(大阪読売5.17)妊娠中の母体に穏やかな栄養制限をしたたけで、孫の世代まで高血圧などの「生活習慣病」になりやすくなることを近畿大学の村上哲夫教授らが、ラットを使った実験で明らかにしました。 村上教授らは、脳卒中を発症しやすくしたラットを使って実験。 この母親から生まれた「孫」のラット13匹には、 村上教授らの水を1%濃度の食塩水を与え始めてから血圧は非常に高くなり、平均43日で全て死亡。 人にも同じ影響が出ると考えられ、村上教授は「妊娠中の栄養状態は子を超えて孫世代まで大きく影響することがわかった。
生活習慣病予防は、日常生活だけでなく、1つ世代前からすでに始めなければならない」としています。 今は食が豊かになってはいますが、栄養の偏りが激しく、生活習慣病になる方が増えています。毎日の食事には気をつけましょうね。 (大阪読売5.17) 赤ちゃんの出産時の体重が軽いと将来生活習慣病に・・・。 生まれた時の体重が2500グラム未満の「低出生体重児」が増えています。こうした赤ちゃんは、成人後に生活習慣病にかかりやすいとの指摘もあるため、厚生労働省は低出生体重児を減らすための妊産婦の食生活指針作成に着手しました。 低栄養状態が出生後にも影響を与える理由は、胎児の体が、外界の食料が不足していると勘避いして、少ない栄養でも生きていけるように体質を順応させてしまうことにあるようです。 バーカー教授は著書で、糖尿病を例に『親の栄養が慢性的に不足している場合は、少ない糖を節約して使えるよう血糖値を高くする。体質が出来上がったら一生そのまま」と解説しています。 指針作りに携わった東京大学の福岡秀興助教授は、国内の妊婦検診では妊娠中毒症などを防ぐために過度の体重増加を抑制する指導ばかりが行われ、最低どのくらいの体重増加が必要かという指導がほとんど行われていない点を懸念。 「体重抑制や喫煙などで、胎児に栄養が行き渡らなくなる恐れがある。次の世代の健康を守るため、国を挙げての研究支援が必要だ。」と話しています。 オヤジが臭いわけ善玉菌を育てて 悪玉菌を減らせ(毎日2005.6・27)善玉菌を育てて 悪玉菌を減らせ ●オヤジが臭いわけ 「オヤジって何で臭いの」と女子高生2人が電車内でぽやく。 「ひょっとしてオレのことでは」と周りの男性陣が左右を見回す。 体臭には皮膚にすむ約1兆個の常在菌が深くかかわっています。 汗や脂肪酸をせっせと食べて分解し、においのもとを作っているのです。 中高年の体臭がキツいのは、老化とともに、餌となる脂肪酸の中にパルミトオレイン酸などが増えるからで、これらが分解されてできるノネナールという不飽和アルデヒドが加齢臭の原因になります。 「じゃ、その常在菌ってヤツを殺せば」と考えると大間違いです。 アルカリ性を好む病原菌をブロックしてくれるのです。皮脂と相まって保湿効果もあり、しっとりツヤツヤの美肌は表皮ブドウ球菌のおかげともいえます。
●怖い有害菌 毎日、薬用せっけんで体をゴシゴシ洗い、抗菌タオルや抗菌下着などの抗菌グッズで包囲攻撃すると、悪玉菌のみならず表皮ブドウ球菌まで殺してしまいます。 乾燥肌が怖いだけでなく、菌の世界の勢力図が変わり、院内感染で悪名高い黄色ブドウ球菌やら水虫などの原因になる真菌が増殖しかねなません。 「有害菌の方が打たれ強い。常在菌を膚待すると皮層の生懸系のバランスが崩れてしまう」と青木さんは説明します。
●ゴシゴシ洗いは禁物 日差しが強くなる季節。紫外線は肌だけでなく、常在菌も痛めつけます。美肌を守るなら、直射日光を避け、風呂も『カラスの行水』に。入念に洗うのは顔、脇の下、乳首の周辺、へそ、股間、足の指の間などで、あとは汗を流すだけでいいのです。 「ゴシゴシ洗って肌を傷つけ、皮脂の分泌が悪くなると、常在菌に悪影響がある。要はバランスを健全に保つことです。善玉菌、悪玉菌といいますが、相対的なもので、無害有益なはずの表皮ブドウ球菌も、高齢者など極端に抵抗力が落ちている場合は院内感染の原因になったりします。」 ところで、加齢臭は男女問わないというなら、なぜオヤジだけが矢面に立たされるのか。青木さんは「男性側にも責任があるかもしれませんねえ」。女性は化粧品や香水で体臭をフォローする。 ノネナーレ以外ににおいの原因になるアルコールやたぱこの常習者も男性が多い。男性が着る背広の繊維は分厚く目が込み、長く着るほどにおいを吸収する。皮膚を清潔にし、下着やシャツ同様、スーツも毎日着替え、コロンでもつけて禁酒禁煙すれぱOKらしい。「そこまでしてられないよ・・・」とのボヤきも聞こえそうですが。
●食物繊維とオリゴ糖 腸には体内で最も多い60~1OO種類、ほとんどの常在菌がすんでいます。例えば、大腸菌です。海水浴場の検査で数を調べたり、病原性のある0157の影喜でイメージが悪いですが、大半は病原性がなく、肉類などを分解して消化を助けてくれるのです。大腸菌がいなかったら、ステーキなど食べられないのです。 腸内の善玉菌の代表は、ビフィズス菌で
ピロリ菌など有害菌の増殖を抑えるにもビフィズス菌に配慮したいものです。
●人の気配にも 若い男女がデートして、手をつなげば皮膚の表皮ブドウ球菌やアクネ菌、キスをすれば口の中のミュータンス菌が交換される。「それ以上の仲に進んだり一緒に住めば、体内の常在菌も共有されます。 恋愛は微生物の交換なんです。少し前までいた他人の気配を感じたりするのは、体から離れた皮ふのかけらや常在菌のにおいを無意識に感じるから」(青木さん) ミネラル上手にとって病気予防(日本経済新聞91.8.24)ミネネラルと言えばカルシウム、鉄、ナトリウムが代表的だが、それ以外にもマグネシウムやカリウム、セレンなど、人間にとって重要なものは多い。これらが不足すると、心臓病や高血圧、不妊症などを引き起こす恐れもあります。 あまり知られていない各種のミネラルを取り上げ、その働きや摂取の方法などを紹介しましょう。 たんぱく質や脂肪、炭水化物といったエネルギー源を自動車のガソリンにたとえるなら、ミネラルはガソリンを円滑に燃焼させるオイルの役割を果たします。 ガソリンだけではエンジンが焼きついて車が動かなくなるのと同じで、ミネラルが不足すると工ネルギー源が不完全燃焼して、さまざまな障害を引き起こします。 人体にとって、必須(ひっす)のミネラルは二十三種類。 その中でカルシウムは骨の発育、鉄分は貧血、ナトリウムは高血圧に関係するということはよく知られていますが、それ以外のミネラルになると意外と情報が少ないのです。このうち重要と思われるものをいくつか拾い上げてみると---。
▼マグネシウム 衛生学の権威である京都医学部教授の糸川嘉則氏によると、マグネシウムの推定必要量は1日300mg。 ところが、実際に摂取している量は日本人一人当たり平均250mgだといいます。「マグネシウムが不足すると心臓病になる危険性が高まる」と糸川氏は指摘します。マグネシウムは海藻や豆、種実、野菜に多く含まれており、逆に肉や魚、卵などにはあまり含まれていません。つまり、日本の伝統食を食べている分には問題ないが、欧米食に近い食事を摂り続けると不足気味になります。 心臓病が米国の死因の一位になっているのもこれを裏付けています。
▼カリウム ナトリウム(食塩)の取りすぎは高血圧の原因になりますが、カリウムはその逆です。カリウムを十分に摂っていれば、多少ナトリウムを摂取し過ぎてもそれを尿中に排せつする働きをし、高血圧になるのを防ぎます。カリウムが不足すると、高血圧の危険にさらされるだけでなく、筋力の減退や無気力、食欲不振など、一種の夏バテ症状が起きます。
▼セレン 最近、不妊の原因として注目されているのがこれです。順天堂大医学部助教授の千葉百子さんらのグループが不妊とミネラルの関係を調べたところ、精液中のセレンの濃度が高いと精子の数も多いことがわかった。 セレンは水銀などの重金属の毒性を消したり、肺がんや乳がんの発症率を抑える作用があることがわかっていますが、「生殖機能にも関与している可能性が高い」と千葉さんは推測します。 このほか、亜鉛が欠乏すると皮膚に湿しんができたり、味覚障害が起き、銅が足りなくなると貧血になりやすくなるなど、ほかのミネラルもさまざまな働きをしています。 永久歯の生えない子供急増!!(産経2004.6.11)小学校高学年になっても乳歯が抜け落ちず、永久歯が生えてこない子供が急増していることが岐阜大医学部非常勤講師の歯科医師、中里博泰氏(四七)の調査で分かりました。 永久歯が足りない子供は、千人中一人(0.1%)にも満たないとされていますが、中里氏の診察例では、これを大きく上回る約7%の子供に永久歯が欠落している異変が見つかりました。 中里氏は、この調査結果を今月21日から長野県松本市で開かれる日本医薬品情報学会で発表し、新たな対策の必要性を訴えています。 三歳前後になると、乳歯が上下二十本生え、小学生低学年から高学年までに永久歯に順次生え替わり、奥歯も生えそろいます。中学生になると、永久歯列が完成します。 名古屋市で歯科医院を開業する中里氏は、平成四、五年頃から、永久歯が足りない子供が多いことに気付き、調査を開始しました。歯科医院では年間約千二百人の子供が受診していますが、約三年前から永久歯が一、ニ本不足している子供は年平均八十五人(約7%)に達しています。 なかでも、平成十二年四月に学校の定期検診で歯列異常と診断され、診察に来た小学校四年の女児は、乳歯が一本も抜けておらず、レントゲン撮影で本来、生え替わるはずの永久歯六本(上四本と下二本)がありませんでした。 四本の永久歯が不足していたケースも三人いました。 中里氏は主な原因を除草剤とみています。特に、植物の成長を促す遺伝子を阻害する「グリホサート」という成分を含む除草剤が人体にも悪影響を及ぼしているのではないかと推測します。 農水省によると、グリホサートを含む除草剤は、平成十三年度に国内で生産された除草剤七万五千五百トン中五千四百トンに上ります。 低栄養の胎児は将来病気に? (大阪朝日新聞7.13)妊娠中、母親の栄養が低い状態が続いて赤ちゃんの発育が悪いと、大人になってから動脈硬化や高血圧、高脂血症、糖尿病などになりやすい・・・こんな説が注目されています。生活習慣病の発症に、胎児期が大きくかかわっているとの考え方です。 東京大学の福岡秀興・助教授(発達医科学)は「満期で生まれた低体重児と発症との関係を調べる疫学調査や動物実験で、この説を裏付けるデータが次々に発表されています」と言います。低栄養状態に順応するように代謝機能が固定されるのではないかと考えられています。 厚生労働省が去年末公表した02年国民栄養調査では、やせ(低体重)の女性の割合は20~29歳で26.0%、30~39歳で15.1%。20年前はそれぞれ11.4%、8.1%でした。 細身志向を背景に栄養を十分に取らない人が増えているようです。 福岡さんは「妊娠する可能性がある女性は、適度な体重を保ち、妊娠中も十分に栄養を摂ることが大切」と呼びかけています。 腸年齢上昇中!? ●頻繁に繰り返す便秘や肌荒れは、危険信号 (日経新聞5・30)頻繁に繰り返す便秘や肌荒れは、体に悪さをする悪玉菌が腸内で優勢になった危険信号。 善玉菌が豊富なヨーグルトなどを食べ、腸の若返りに励むことが大切です。 女性の便を調べた結果、三十歳以下の健康な人の三割近くでビフィズス菌が激減していました。この菌の量は腸の若さの目安となります。ほとんど検出できない熟年の人もいました。 大腸を中心に百種類、百兆個以上の細菌がいます。ビフィズス菌は健康維持に働く善玉菌の代表で、悪玉菌の大腸菌や腐敗菌群などとバランスをとりながら共存しています。 このバランスが年とともに変わる様子をとらえたのが腸年齢。乳児の腸は善玉菌でいっぱいですが、次第に善玉でも悪玉でもない中立の菌が増え、成人では善玉菌が一五%前後で安定します。 老年期になると善玉菌が1ケタまで減り、悪玉菌が増えます。 ビフィズス菌が減った女性たちは、腸が老年期に差し掛かっている恐れがあるわけです。そうなると自分の腸年齢が気になります。 善玉菌、悪玉菌の名付け親で腸内細菌の専門家、光岡知足・東京大学名誉教授は「簡単なのは便の色を見ること」と話します。 善玉菌が多ければ黄色っぽく、悪玉菌が多いと黒みがかっています。 渡部マネージャーは「腸を老化させる一番の原因は、偏った食生活」と指摘します。 脂肪分が多い肉料理は悪玉菌の格好のエサとなり、野菜を食べなければ便が腸内に長くとどまり、悪玉菌による腐敗が進みます。 ストレスも原因の一つ。自律神経の変調で胃酸分泌が抑えられ、悪玉菌をうまく撃退できなくなります。悪玉菌が勢いづくと、肉などのたんぱく質を分解して硫化水素やアンモニアを作り、下痢や便秘、肌荒れを起こします。 便秘でさらに便の腐敗が進めば、発がん性物質まで作るようになります。腸の病気に詳しい名倉宏・東北大学名誉教授は「日本人で大腸がんが急増する一因は悪玉菌の増勢にある」と説明します。 腸管免疫が専門の上野川修一・日本大学教授は「腸の免疫力が落ちて食中毒にかかりやすくなる危険もある」と警告します。 腸年齢を若返らせるにはどうすればよいか。食生活の見直しや運動が必要です。中でもヨーグルトや乳酸菌飲料などで善玉菌を腸に補給するとよい。 腸に届く前に胃酸などの作用で死んだ菌も腸内の善玉菌を増やす肥やしや悪玉菌の毒を中和する働きがあります。食品各社が商品化している「プロパイオテイクス乳酸菌」を使ったヨーグルトは生きた菌が腸に届きやすく腸内バランスの改善効果が高い。 ある程度、まとまった量を食べる。光岡名誉教授は毎朝きなこをかけたヨーグルトを300グラム食べ、70代で善玉菌約30%という若々しい腸を保っています。きなこは善玉菌の栄養素となるオリゴ糖が豊富。大豆のほかゴボウやタマネギなどにも多い。市販のオリゴ糖を利用するのもよい。 光岡名誉教授は長寿の里として知られる山梨県上野原町棡原(ゆずりはら〕地区の食生括も参考になるといいます。 同地区で伝わる食事は雑穀のほか、山芋、コンニャクなど食物繊維の豊富な食材を使い、肉は控えめ。 食物繊維が便のかさを増やし、便通をよくして腐敗菌の繁殖を防ぎます。住民の腸年齢は実年齢の平均82歳を大幅に下回る40代後半だったといいます。 年齢をチェック
ちょこっと雑学 知ってました?ヨーグルトは1日300グラム以上食べないと乳酸菌の健康効果が期待できません。なかなか毎日300グラム食べるのは難しいですよね。 また、食べやすい甘めのヨーグルトの中に含まれる砂糖は肥満の原因に! なっとークィーンは簡単でしかも飲みやすい!! 1日たった6粒で、乳酸菌と納豆菌のWの健康効果が期待できます。 癌の危険度を減らす緑黄色野菜
~国立癌センタ-平山雄博士による調査報告~
平山博士は長年にわたって癌と生活習慣の関係を研究して、世界的に注目されています。 一方、緑黄色野菜が癌の予防に有効という平山説もよく知られています。 今回の調査は全国12万人の男性を対象に、16年にわたって癌の発生率を追跡した大がかりなもので、これを分析し、レ-ダ-チャ-トを図で示して発表しました。 (1)「酒、たばこ、肉食毎日、緑黄色野菜を毎日は食べない」という悪い生活習慣(ワースト生活者)の人の癌リスク(癌にかかる危険度)を100とすると、これに対して、 (2)「酒、たばこ、肉食毎日」の人でも、緑黄色野菜を毎日食べていると、癌リスクはグッと減っています。 全部位癌なら約7割、喉頭癌で約4割、胃癌で6割の死亡率です。さらに、 (3)「酒、たばこ、肉食のどれも毎日せず、緑黄色野菜を毎日食べている」ベスト生活者となると、全部位癌のリスクは約 4割に減少しています。 喫煙、飲酒、肉食でも毎日緑黄色野菜を食べれば、癌危険度は3割減となり、緑黄色野菜は癌の危険度を減らし、毒消しとして大きな役割を果たしていることが明らかになっています。 スーパーベジタブルと納豆菌シリーズ
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