有害菌(悪玉菌)が発ガン物質を・・
腸の中には細菌が500種類いると言われているんですが、この細菌の一部の、有害菌というのが増えることがあります。これはいろんな状況で増えます。
この有害菌は、①発ガン物質を出す。②発ガンを促進し、手助けする補発ガン物質を出す。③Oー157など、細菌毒素を出す。など
体に悪いものを作り出します。これらの有害菌が、直接腸管に作用して下痢をしたり、様々な面で消化管に作用します。
悪玉細菌が血液に?!
また、腸管には免疫学的バリアがあるんですが、この免疫学的バリアが低下している状態にあれば、腸内細菌が作り出す悪いものや、細菌自身が血液の中に入ることがあります。血液の中に入ると、今度は肝臓を介して、体の臓器(内臓)に障害を与え、すぐに結果として現れてくることもあります。私が書いた論文は、この血液の中に、腸内の細菌もしくは細菌毒素が入って体が非常に重篤なものになるというものです。
腸内細菌と痴呆
それ以外に、腸内細菌はガンや自己免疫疾患、痴呆などと関連している可能性があるということです。その辺の研究が今から先、進んでいくであろうといわれています。
このようなことから見てもお解りのように、腸内に有益菌(善玉菌)を増やしていけば、おのずと自己免疫機能が上がり、健康を保てるのではないでしょうか。 |